by design or by chance?

先週に引き続き、今日のby design or by chance?は、鳥の羽 no2.

多くの鳥の正羽の間には,糸状羽と呼ばれる細長い羽や粉綿羽が生えています。
糸状羽の根元にある感覚器は,外側の羽の乱れを鳥に知らせ,さらには飛んでいる速度を鳥が判断するのにも役立っているのではないかと考えられています。
粉綿羽は,他の羽と違って換羽せずに絶えず成長を続け,羽枝が砕けて細かな粉末になります。
その粉末は鳥の羽毛全体の防水に役立っていると思われます。
それに加えて,羽は暑さや寒さや紫外線から鳥を守ります。
例えばウミガモは,ひどく寒い海風の中でも平気に見えます。
ほとんどすき間なく生えている正羽の下には,綿羽(ダウン)と呼ばれる柔らかくてふわふわした羽の密集した層があり,その厚さは1.7㌢にもなってカモの体のほとんどを覆っているのです。
天然の綿羽はたいへん断熱性に優れており,それに匹敵する合成素材はまだ開発されていません。
羽は徐々に傷むため,鳥は換羽を行ないます。
古い羽を落とし,新しい羽を成長させて,羽を取り換えるのです。
大抵の鳥は,いつも飛行能力を保てるように,バランスの取れた一定の順序で翼と尾の羽を換羽します。

飛行機も積載貨物や搭乗客の重量のバランスは、重要事項です。

by design or by chance?

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