前進を刻む一日

カメは、前にしか進む事が出来ない。

ひざが前に曲がっているから後ろには進めないという。

「ウサギとカメ」の話では、ウサギが昼ねをしたため、

カメが競争に勝ってしまう。

やはり、確実に歩みを進めたほうが勝ちである。

カメの様に小さな一歩であっても、前に進む限り、

必ず目的地に到達する事が出来る。

小さな一滴の水が落ち続ければ、

どんなに硬い岩であったとしても穴があく。

停滞さえしなければ、前進はある。

そのためにも、勇気を出して一歩、

前へ踏み出していくことが大事になる。

中国の古典にこうある。

「小事だからとててぬかりするような事はなく、

人が見ていないからとてあざむき隠す事なく、

落ちめだからとて投げやりになる事はない」

地道な努力の積み重ねが、その人の人生を決めていく。

たとえあざむけたとしても、自分をあざむく事は出来ない。

仕事であれ、勉強であれ、必ずゴールがあるもの。

ゴールに向かって、今、何を成すべきかを考えるべきであろう。

そうすれば、今日一日の行動が明確になる。

人生は、他人との競争ではない。

自分の弱さとの戦いである。

日々、新しい自分への挑戦だ。

着実な前進を刻む一日でありたい。